御上先生、「相対的貧困」を伝える
【御上先生、「相対的貧困」を伝える】
3/2日のドラマ「御上先生」で、相対的貧困がテーマになった。視聴者のほとんどが初めて聞く言葉だったはずです。
相対的貧困は目に見えない所で起こっている場合が多く、可視化されにくいことから課題として捉えられない場合が多々あります。
今回のドラマで生徒の万引きが可視化された事実で、その点だけしか見えないので退学という処分が出ました。
しかし万引きの遠因にヤングケアラーがあり、経済的貧困が重なった事を理解できる大人(御上先生)がいました。
そして、その遠因を知った生徒たちがその課題解決に向けて、「自分たちに何ができるか」を、考え、主体的に行動を起こしました。
今回、ドラマのポイントは二つあって、ひとつは課題(今回の場合は「子どもの貧困」)を正しく捉える(見抜ける)大人の存在の必要性
二つ目は、課題を見つけ主体的に行動できる教育の必要性です。
世の中には多種多様な課題があります。その課題解決に向けて、可視化された課題は直線的に解決策に取り組み、可視化されにくい課題は複合的に横串を入れながら取り組む必要があると思います。
主体的に行動できる人を育てる教育と、それに取り組める環境づくりが必要です。
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